Nintendo 3DSを体験してみた

6年使ったデジカメを買いかえるため、有楽町ビックカメラへ行ったときのことです。
ビデオゲーム売り場の前を通ると、「緊急入荷」の赤字が入った白い看板を高々と掲げた店員さんが「今話題のNintendo 3DSが入荷しました」と声を張り上げています。
初日や予約日のような行列はまったくなく、子供しかいない。
3DSが6体用意された体験コーナーもあまり埋まっていない。
「この店員の熱気と周りの静けさのギャップはなんなんだろう。」と思いながら、興味があったので吸い寄せられるように体験コーナーへ。
パズルボブルがちょうど空いていたので、1ステージだけプレイ。
確かに裸眼でも立体的に見える!
たまに奥行きが広がって見えたり、飛び出して見えたりします。
3Dボリュームで飛び出す具合も調節できました。
裸眼3Dを体験できたことに満足し、買う気はまったくしませんでした。

プレイ後しばらくしたら、う〜ん、少しフラフラする。
普通の絵を見ても、目が勝手に立体的に見ようと調節を始めているみたいです。
噂では聞いていましたがこれが3D酔いなのでしょうか。
10分くらいはフラフラと足元がおぼつかない状態が続きました。これは慣れの問題なのでしょうか。
こういう苦行を体験すると、慣れても得することはないのに、慣れてみたいと思ってしまうから自分はバカなんだなと思いました。

手に入りづらいと聞くと何故か物欲の煩悩をくすぐられるけど、この手に入りやすい現状を見ると2万5千円を出費するだけ価値のあるのかちょっと疑問がわきました。
3Dの要素を活かした面白いゲームが出るまで買うことはなさそうです。